最後の送別会

10月30日の夜の部は、最後の送別会でした。得意先の商社の男子がしてくれたのです。この人は、Uさんといいます。
元々、私がアシストしていた我社(元)の営業マンでした。
Uさんは、工業高校を卒業して現場に配属になりました。現場男子です。
何年か現場を経験した後に、パソコンに精通しているものだから、会社で一番の売れ筋商品のキャドの仕事をすることになりました。また何年かして、その仕事が無くなり、営業に残り、大阪の私の所属している部にやってきました。
その頃22歳くらいだったでしょうか・・・
ほどなくして会社が倒産。営業は心斎橋から大阪南部の工場内に移転。
更生会社で残ったので、会社をよくしていこうという希望がありました。
苦しい時期を、残った社員で手を携えて乗り切った感はあります。
Uさんは、私の向いに座っていて、よくお喋りしました。
年は27歳くらい離れているけど、話が合って、楽しい毎日でした。
ずっと彼女がいたけど、お給料が安くて結婚をためらっていました。
Uさんには病弱のお母様と、まだ中学生の妹さんがいたのです。
お母様は私と同じ歳で、その頃50代でしたが、二度も大病の手術をして働けない状況でした。妹さんも高校に進学させないといけないし、結婚のことをUさんはずっと悩んでいました。
母親と妹を養っていかないといけない。結婚して家を出るわけにはいかない、と。
そんな時、私がアドバイスしたのです。「一つだけ解決する方法があるよ」と。
Uさんは「何ですか?」と聞きました。
私は「彼女に共働きしてもらって、4人で暮らしたらいいねん」と言いました。
思いがけない言葉だったのか、その言葉を聞いたUさんの苦しそうな顔を、今でも覚えています。その時は、しかしな~と言っていましたが、最終的に彼女にプロポーズして結婚したのです。
奥様はUさんのことが大好きなので、プロポーズを待っていたと思います。
例え生活が苦しくても、好きな人と暮らしたいと、若い時は思うものです。
結婚して4LDKの府営住宅に入居し、男の子、女の子と、お子様も生まれ、会社は三社合併して本町へ移転。
その後に、Uさんの奥様、なんと双子を身ごもったのです。
今までは奥様と共働きでやってきたけど、子供が4人、しかも奥様は仕事を辞めたいとのこと。
Uさんは転職を決意しました。先に商社へ転職した先輩の引きで、一流商社へ転職したのです。現場から商社へ。なんかサクセスストーリーを見ているみたいでしょ?今では、ばりばりの商社マンです。
Uさんが退職すると聞いた時は寂しかったけど、すぐにUさん、良かったね~と誇らしく思ったものです。
その彼が、私にはお世話になったからと、送別会をしてくれたのです。
会社の担当の男子、Uさんも私も共に仲良しだった現場の社長と三人を招待してくれました。奥様からはお花とお菓子のプレゼントをいただきました。おまけに、その商社の若い男の子と女の子からも、お手紙付きでプレゼントがありました。
有難いですね。先週のことなのに、今でも幸せな気持ちでいっぱいです。
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by s-jw | 2015-11-02 12:06 | 会社 | Comments(2)

Commented by mayurin0108 at 2015-11-02 17:40
こんにちは
素敵な話ですね。
お母さまと、ご自分の妹さんに尽くしたのでご徳として戻って来たのでしょうね。
きっと他の方にも色々と尽くす人なんじゃないでしょうかね。

会社を去る時に後輩から良くして頂けると言う事はお仕事していた時に良い先輩だったのでしょうね。
奥様にとっては旦那さんの背中を押してくれなかったら今の生活は無かったかもしれませんものね。

Commented by s-jw at 2015-11-02 21:11
> mayurin0108さん
こんばんは! コメント、ありがとうございます。
Uさんは学生の頃から会社へ入社してからも、経済面で苦労したことと思います。
いろんな面で、結婚してから良い運が巡ってきたのでしょうね。
奥様が良い運を運んで来られたのだと思います。
お母様も安定していて、妹さんは結婚して二人のお子さんに恵まれている、と言ってたので、ほんとに良かった~
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