母のこと・グループホームに入居した日

2014年2月23日、母は私の家から歩いて30分の所にあるGH(グループホーム)に入居しました。
お昼前にホームの方が迎えに来て母一人で入居し、夕方再びホームの方がチェストやテレビ、寝具類、さしあたっての衣類なんかを、私と一緒に運んで下さいました。
部屋で衣類等の整理をして、私も一緒に夕飯をご馳走になって帰ってきました。
この時の対応が、後になって、失敗したな~と思うのです。
母は私だけが頼りでいたのに、知らない場所に見知らぬ人の間に一人残されたのです。
職員さんに1~2度会ったことがあるといっても、母はすっかり忘れているに違いなかったのに。
小規模多機能の施設があったので、一か月くらい通って慣れてから入居すべきだったと思います。といっても、それをするには別の契約をしないといけないだろうし、施設側は即入居を望んでいたのですが・・・
母はいまだに私が行くと、「迎えにきてくれたんか」と言います。
入居したあの日のまま、母は私を待っているのです。
「こっから家まで遠いやろ」とも、よく言います。
なんだか遠い所に連れて来られたのだと、思っているのでしょうね。
可哀相だけど、仕方がない。私が母と暮らすことは、もうないのです。
母をおいて自分の家に戻った私は、ホッとするとともに、脱力感に襲われました。
ずっと書いているmixi日記を引用します。

お昼前に母を一人で送り出した後は、気落ちして何もする気が起こりませんでしたが、今はこれでよかったんだ、と思うようにしています。
ホームの施設長という方は、娘さん娘さんと呼ぶので、面映ゆいのですが、「これからは娘さんの本来の人生に戻って下さい」と言って下さいました。
母を犠牲にした、とは思っていませんが、そうですね、そうすることにします。


と書いています。
今思えば、母はひどい不穏になって、施設に入れようかと悩んでいた私の背中を押してくれたのだと思います。
その頃の母は、私が会社から帰ると、いつも泣いていました。
新しいホームでは泣くことがない暮らしをしてほしい、と心から祈りました。

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by s-jw | 2015-11-08 08:54 | 母が見ていた景色 | Comments(0)

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