「文章表現を楽しむ科・自筆原稿の楽しみ」2017年7月13日

古典の鈴木小春先生の授業でした。
「自筆原稿の楽しみ」というテーマで、一時間目は先生の講義。
原稿用紙の歴史を習い、夏目漱石、島崎藤村、横光利一、遠藤周作、太宰治の推敲した跡が残るコピーした自筆原稿を勉強しました。
夏目漱石は粋な文人だったのでしょうね。特注の原稿用紙で、コピーは白黒ですが生原稿は薄い草色の罫線が入っていて、用紙の上部に同色の模様や字が印刷されています。この原稿用紙の複製は販売されているようです。
驚いたことに漱石の字も島崎藤村の字も太宰治の字も、達筆ではないのです。
藤村はそれなりに読みやすいきっちりとした字ですが、横光利一は何度も書き直した跡があるので、どう読んでいいのかわからない。遠藤周作にいたっては、原稿用紙の裏側に細かな字でびっしりと書いてあるのです。これは読めないよ~
二時間目は、太宰治の推敲した跡が残る原稿を読んだ各自の意見をまとめて、班毎に発表するというもの。私の班は一人ずつの意見を書き留めて、読みあげて発表しました。
その中で主な意見として、原稿を網目状に消しているのを見て、太宰は神経質な人であると思ったとか、女性っぽいと思ったという意見が多かったです。線を引いて消すのではなく、直す場所を線で囲って網目で塗り潰して元の文章がわからないように消しているのです。
字の上手下手で人間を判断できない、という意見も。太宰治の字は子供が書いたような可愛らしい字でした。
難しい宿題が出ました。一学期の最後の授業の白熱教室で討論する準備です。
私は先生が言われる内容を理解出来ないままでした。家に帰って内容を検討するもよくわからない。提出まで2週間あるので、じっくり考えます。

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by s-jw | 2017-07-14 20:59 | 趣味 | Comments(0)