2017年 10月 15日 ( 1 )

「だから荒野」

9月 桐野夏生「だから荒野」★★★★☆

高大がある森ノ宮のキューズモールの中にまちライブラリーがあります。500円で会員登録すると、永遠に本を借りられるのです。
持ち寄りの寄贈された本で成り立っている図書館で、立ち上げの頃は蔵書が少なかったけど、今は多くなりました。その分、本も汚れてはきていますが、文庫本なんかは市立の図書館と違ってきれいな本が多いです。
会員になって初めて借りた小説が「だから荒野」
桐野夏生さんは、好きな作家さんです。特に初期の頃の作品、神取忍をモデルにしたというファイアボールブルースシリーズがお勧めです。
「だから荒野」は、先にNHKドラマを見ました。
その後、原作を読んだと思っていましたが、今回読んでみて初めて読んだのだと気付きました。ドラマは丁寧な脚本だったので、読んだ気でいました。
ドラマで主人公の46歳の主婦の役は鈴木京香さんだったのですが、ドラマを先に見たので、鈴木京香さんは原作のイメージと違って綺麗過ぎます。汚くなくてもいいけど、もっと普通のもっと太り気味の女優さんがいいな~ 
このドラマは2015年1月からの放送だったのですが、今ブレイク中の高橋一生さんが出ていました。私は高橋一生さんが20歳くらいからの時からの隠れファンで、今のブームが嬉しいやら淋しいやら。いつも一癖も二癖もある変な人物の役で、「だから荒野」も怪しげな役でした。それが見事に似合っている人なので、いい人や普通の人の役は似合わない気がします。
高橋一生さんはNHK朝ドラ「わろてんか」にも出ていますが、小林一三さんがモデルだとか。とりあえず、高橋一生さんを朝に見られるのが楽しみです。
話が逸れました。
だから荒野の荒野は、主人公の朋美の家庭のことなんですね。
料理下手で何の取り柄も無いと自分でも思っている朋美は、私達一般人代表の主婦なんだと思う。だから?何なの?と作者は言いたいのではないでしょうか?
最後は荒野であった家庭に帰ってしまうのね。
希望としてはファィアボールシリーズの主人公・火渡抄子のように、家庭に帰らないで荒くれた荒野を一人でどんどん歩いて行ってほしかった~ 
桐野夏生さんの作品はほとんど読んでいるけど、正直、エログロ作品は好きでないので、こういう類の作品をもっともっと読んでみたいです。



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by s-jw | 2017-10-15 19:21 | 趣味 | Comments(2)