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「戦国武将の生き方に学ぶ科・真田幸村」2016年9月29日

今日のテーマは真田幸村。
副題がついていませんでした。というのは、今までの先生方は、少なくても2枚、多い時はA3用紙で10枚以上のレジメがあったのですが、今日は先生の紙の資料は、授業に関係のない「柳生ロマンの里博物館」のイラストMAPが一枚だけ。その代わり、幸村に関する小道具をいっぱい持って来られていました。
この澤田平先生、私設資料館幸村公資料館館長、堺鉄砲研究会主催をしておられる方です。本職は整骨医の先生ですが、真田幸村が好きで、和歌山県の九度山にある骨董品屋に通い詰めて、幸村に由来する骨董品を収集したそうで、私設資料館まで作られたのです。
TV「なんでも鑑定団」にも出演されているとのこと。幸村に関係なさそうな「柳生ロマンの里博物館」も、運営に関わっておられるのでしょうね。
話が面白くて、2時間の授業があっという間に終わりました。
綾小路きみまろばりに高齢者をネタにいじったり、オヤジギャグのダジャレを連発したり、まあ、今までの授業で一番笑いが絶えませんでした。
関ヶ原の戦いで徳川家康に敗けた後(真田家は実際は徳川秀忠に勝っているが、敗けた石田三成側に付いていた)、幸村と父親の昌幸は高野山の麓、九度山に蟄居させられます。
ちょうど先週の「真田丸」では、九度山での生活を描いており、昌幸が配流されて10年で亡くなったシーンで終わりました。幸村は、九度山で14年も過ごしたそうです。
そしてご存知のように、大阪冬の陣、夏の陣と徳川と戦うのです。
九度山での14年間、幸村は鬱々と暮らしていたわけではありません。
徳川を迎え撃つため、着々と準備を整えていたのです。
まず、真田紐という紐や薬の開発をして売って資金を作る。その資金で鉄砲、火薬、望遠鏡等、戦いに必要な物を作って備える。鉄砲は火縄銃しかない時代に火薬を詰めて打つ銃(8連発火縄銃)を開発したそうです。
この銃に関しては逸話があって、幸村が家康を撃てる近距離まで来た時に馬に乗っていたため落としたのだとか。それを徳川方が拾って、紀州徳川家に代々保存されていたのを、日本が敗戦時の昭和20年にアメリカ軍の一人の将校が自国に持って帰った。その将校に何度も頼んで、澤田先生が買い取ったのだそうです。価格はなんと1500万。
幸村が鉄砲を落とした逸話を描いた、NHK「歴史ヒストリア」の回をビデオで見せて下さいました。まさしく「その時、歴史が動いた」のですね。
幸村が鉄砲を落としてさえいなければ、家康を撃ちとってさえいたら・・・歴史に、たらればはあり得ませんが、歴史が変わっていたのです。
その時の鉄砲も持って来て下さっていました。
ちなみに「幸村」という名前は、後々つけられた名前で、「真田丸」での信繁が生涯の名前だったようです。

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Commented by たま at 2016-09-30 11:19 x
こちらでは、初めまして、です。
よろしくお願いします。真田幸村のことで、ついつい出てきました。楽しそうな講座ですね!!!
なんと言っても地元の強みですね!
これからの真田丸を見るのがいっそう楽しみになりました。ありがとうございます。
Commented by s-jw at 2016-09-30 18:57
> たまさん
こんばんは!
昨日の授業は、笑いが絶えない楽しい授業でした。
何より、先生が幸村のことが大好きなんですね。その情熱が私達にも伝わって、内容がびしびし頭に入ってきました。
私設資料館は、ほんとは去年で閉館する予定だったとか・・・しかし、NHKが今年の大河が幸村なので、今年いっぱいやって欲しいと言ってきたそうです。閉館する前に一度行ってみたいんですけどね。
Commented by akiko-yuu-masa at 2016-10-01 13:44
シズコさんこんにちは。

真田丸テレビで見てるから、シズコさんの記事が分かりやすかったです。

テレビでの徳川家康、憎たらしい感じでしたね〜。

幸村が鉄砲を落としたなんて。。
落としてなかったら歴史が変わってたのかも。
知りませんでした〜。
Commented by s-jw at 2016-10-01 16:52
> akiko-yuu-masaさん
あきこさん、こんにちは!
家康は昌幸に負けてばかりいたから、劣等感を抱いていたのでしょうね。
昌幸には出来のいい息子が二人もいるのに、秀忠は凡庸な人間だし、結局自分も何の知恵もなく、漁夫の利であの地位まで登りつめたのですから・・・
ブログに書くのを忘れましたが、幸村は現代に生きていれば有能な会社の経営者になっていただろうということでした。
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by s-jw | 2016-09-29 20:33 | 趣味 | Comments(4)

長年勤めた会社を退職した後の日常を綴っていきます。認知症になった母のことも記録に残します。


by シズコ
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