「剣客商売」一~十六

7月5日 池波正太郎「剣客商売」一~十六★★★★★

何事にも終わりがあるもので、とうとう十六を読み終えてしまいました。
文庫本で一から十六もあるので安心しきって読んでいました。どの章もどの章も外れなし。最後の最後まで面白い小説でした。
20代の頃から池波正太郎先生の小説が好きで、特に「鬼平犯科帳」は何度も読み返しました。「剣客商売」は7年くらい前に初めて読んで、今度で三度目でしょうか・・・
内容は何となく覚えているけど、細かいことは記憶になく、どの話も初めて読んだようにワクワクして読みました。
主人公の秋山小兵衛が60歳から67歳まで描かれています。この小説を連載している時に、先生は67歳で亡くなられました。書き始めた時の先生の年齢は59歳なので、秋山小兵衛とともに歳を重ね追いついたとたんに亡くなられたのです。
67歳はいくらなんでも若過ぎます。長生きされていたら、もっともっと歳取った秋山小兵衛に会えていたのに、と思うと残念です。
ちなみに小説の中で、秋山小兵衛は93歳まで生きたと何度も書かれています。先生はそこまで小説を続けるおつもりだったのですね。その時は、小兵衛が62~3歳の年に生まれた孫の小太郎を主人公にするつもりだったと、後書きに書いてありました。

ずい分昔、私が24歳の時だったと思います。
池波先生は毎日新聞の日曜版に「日曜日の万年筆」というエッセイを連載されていました。読者欄だったと思いますが、私は「日曜日の万年筆」の感想文を送ったのです。昔から文章を書くのが好きだったんですね。
新聞に載せていただいて、景品として「毎日新聞」という字が浮き出たバスタオルが送られてきました。どんな内容だったかは覚えていないのですが、嬉しかったですね。自分が書いた文章を人様に読んでもらったのは、学校の作文以来、生まれて初めての事でした。そういう思い出があるので、池波先生に対しては特別な思いがあるのです。
しばらくは剣客ロスになりそうです。


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by s-jw | 2018-07-05 11:32 | 趣味 | Comments(0)
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